岐阜県の「温泉学」

温泉を自然科学の視点から見つめる

月間連載2026年8月スタート

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このコーナーについて

岐阜県温泉協会ホームページにて、月1回の連載「岐阜県の温泉学」を2026年8月より開始します。

本連載では、温泉科学の研究者である古田靖志先生が、岐阜県の温泉について、地学をはじめとする自然科学の立場からわかりやすく解説します。 岐阜県の温泉について学びながら、温泉への理解を深めることを目指しています。

温泉を読み解く5つの視点

地質

大地の成り立ち

地下水の循環

熱源と温度

地形

地形との関わり

文化

地域との関わり

執筆者

古田靖志

古田 靖志

ふるた やすし

温泉研究者。下呂発温泉博物館 名誉館長。

岐阜県出身。元岐阜県博物館学芸員(地学担当)、元岐阜県先端科学技術体験センター地学担当。
日本温泉科学会 監事/評議員。日本温泉地域学会 理事。

温泉科学に関する研究の他、温泉の教育普及活動にも力を注いでいる。
日本初の温泉に関する総合的な特別展『温泉展 ― 湯の華からのメッセージ ―』(2002年・岐阜県博物館)を企画・開催。2004年に開館した日本初の温泉専門博物館「下呂発温泉博物館」をプロデュースし、名誉館長に就任。 「温泉博物学」を提唱し、温泉現象の解説や、温泉資料の重要性を発信し続けている。

主な著書に『温泉学入門』(コロナ社・共著)、『日本温泉地域資産』(日本温泉地域学会刊・共著)、『おとなのための温泉旅ドリル』(ダイヤモンド社・共著)、『温泉の文化誌 ―論集温泉学Ⅰ―』(岩田書院・共著)、『図説 日本の温泉 170温泉のサイエンス』(朝倉書店・分担執筆)、『温泉の百科事典』(丸善出版・分担執筆)などがある。

古田靖志先生より

 日本の「温泉文化」をユネスコ無形文化遺産に登録しようとする取り組みも、いよいよ佳境を迎えています。 登録が決まれば、私たちが愛してやまない「わが国の温泉のすばらしさ」がより一層世界に周知されることになります。
 しかし、そのような偉大な温泉文化を抱えるわが国にあって、かつて、日本人は「温泉好きの温泉知らず」と海外から揶揄されたという話を耳にしたことがあります。 実際、私が温泉科学の国際学会で「温泉はどのように理解されているか」という内容の発表をした折に、イギリスの参加者から「なぜ日本人は温泉のことをそんなに理解していないんだ?」と質問を受けたことがありました。

 現在、多くの場合、温泉は泉源から浴槽まで人目のつかない裏舞台において引湯されており、泉源から湧き出す姿や、パイプの中を運ばれていく様子を目にする機会が少なくなっています。 そのため、入浴している温泉はもはやブラックボックスを経て供給されるものとなり、自然現象としての認識や、自然科学的な理解など、温泉そのものについて正しく理解するという点においての課題が浮き彫りになっています。

 温泉案内や温泉情報的な内容は他のWeb情報サイトや情報誌にお任せするとして、本稿では、温泉を科学的な側面や文化的な側面から見つめ、温泉の素顔に迫ることができればと考えました。 加えて、岐阜県の温泉の魅力の数々を、少しでも多くの皆さんに伝えることができればと考えました。
 表題には「温泉学」という難しそうな言葉を用いましたが、井上ひさし氏の言葉を借りて、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」の精神で執筆する「温泉学」をめざしています。
 皆さんが「温泉」という自然現象を正しく理解するための学びの場としてご活用いただければ幸いです。

古田靖志

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連載について

タイトル岐阜県の「温泉学」

更新頻度月1回

第1回公開2026年8月予定

※ 毎月の更新日は、第1回公開後にあらためてご案内します。

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連載一覧

第1回以降、こちらに掲載します。

テーマ公開予定状態
第1回岐阜県の温泉の概要2026年8月公開予定
第2回2026年9月準備中